日本の文化・アート・歴史– category –
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日本美術の歴史を築いた画家たち ~長谷川等伯、狩野派、土佐光起、琳派~ ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。今日は、日本絵画の歴史を築いた画家たちをご紹介していきたいと思います。 長谷川等伯 安土桃山時代の人物。石川県の七尾出身。京都へのぼり、当時隆盛を極めていた狩野永徳のライバルとして、一代で成り上がった絵師です。 代表... -
岡倉天心によって書かれた『茶の本』とは? ~侘び寂び、不完全の美学~
『茶の本』は、明治時代に思想家である岡倉天心が、欧米の読者に向けて英語で執筆したものです。 天心は、茶には日本文化や東洋文明の精神が凝縮されていると考え、茶のあらゆることを書くことを通して、日本文化の根底に流れる世界観がどのようなものであ... -
国宝の茶道具にはどんなものがある? ~たとえば曜変天目~ ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。今日は、国宝の中でも、茶道具の国宝に特化してご紹介していきたいと思います。 曜変天目(稲葉天目) 南宋時代(12~13世紀) 喫茶用茶碗の最高峰とされた、中国南宋代の建窯(福建省付近にあった窯のこと)のものの中でも、... -
茶道の歴史の基本を知ろう ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。今日は、ちょっと詳しい茶道の歴史について書いていきたいと思います。 茶の木は、インドのアッサム地方や中国雲南(うんなん)省、四川(しせん)省あたりが原産地だったとされています。 茶を飲む習慣は唐の時代に大流行しまし... -
なぜ野々村仁清の作品は、千利休の侘茶の作品と違って華やかな色彩なのか?
はいみなさんこんにちは。 今日は、なぜ野々村仁清の作品は、千利休の侘茶の作品と違って華やかな色彩なのか?について見ていきたいと思います。 まず、野々村仁清とは、江戸時代初期の京都の陶工です。彼の窯は御室仁和寺の門前にあり、仁清の「仁」は仁... -
清少納言『枕草子』の魅力とは?実際に作品を味わってみよう!
『枕草子(まくらのそうし)』とは、平安時代中期に成立した随筆です。 作者は清少納言です。 清少納言は、紫式部とライバル関係にあったそうです。 『枕草子』の魅力は、 1、客観的にものごとをとらえているところ 2、みずみずしく、まるで情景が浮かん... -
茶道の歴史が知りたい!「書院の茶」と「草庵の茶」の違いって? ~日本文化紹介シリーズ~
今日は、茶道の歴史についてご紹介していきたいと思います。 まず、日本に初めて中国大陸からお茶が持ち込まれたのは、遣唐使の時代(7~9世紀)だったと言われています。 このときのお茶は今で言う烏龍茶のようなもので、この色が私たちの言う「茶色」... -
禅宗の教え・歴史とは?曹洞宗・臨済宗・黄檗宗をわかりやすく要約
今日は、禅の歴史についてご紹介していきたいと思います。 1、中国における禅の歴史 まず、禅定(ぜんじょう)とは、思いを静め、心を明らかにして真正(しんせい)の理(ことわり)を悟るための修行法です。この言葉は、お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開...