世界の文化・アート・歴史– category –
-
ヴァイオリニスト、庄司紗矢香『ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 第2番、第9番』 ~極上のクラシック音楽を聴いてみたシリーズ~
私が庄司紗矢香さんを知ったのは、学生のときでした。 庄司さんがバッハのシャコンヌを弾いていらっしゃる動画を拝見し、 あまりの迫力に、茫然となるほどでした。 今回ご紹介しますのは、シャコンヌの雰囲気とはまた異なる、 ベートーヴェンのヴァイオリ... -
オーボエ奏者、金子亜未『Voyage』 ~極上のクラシック音楽を聴いてみたシリーズ~
私、筆者がオーボエの魅惑を知ったのは、学生のときでした。 オーケストラバージョンの、ラヴェル作曲の「クープランの墓」を聴いて、 大変に、それはもう大変に感銘を受けまして、 こんなに美しい音色があるのかと驚き、また世界を好きになるのでした。 ... -
ピアニスト、實川風『プレイズ・ショパン』 ~極上のクラシック音楽を聴いてみたシリーズ~
實川さんといえば、まさに貴公子ショパンのイメージ。 私が實川さんの演奏を初めて聴いたのは、大学生のとき。 ラヴェル作曲の「クープランの墓」を聴いて、「なんてイケメンなんだろう」と思い、 もうもうもう、それだけで虜でした(笑) 今日は、ピアニス... -
チェリスト、佐藤晴真『The Senses ~ブラームス作品集~』 ~極上のクラシック音楽を聴いてみたシリーズ、ブラームスのチェロソナタ~
今日は、チェリストである佐藤晴真さんの作品『The Senses ~ブラームス作品集~』の感想を書いていこうと思います。 チェロ・ソナタ 第1番 第1楽章 重厚で荘厳な音色から始まります。 艶やかでいて、そして力強さも感じられます。 低音から高音に駆け上が... -
ベートーヴェンの作品、「交響曲第6番 田園」と「ヴァイオリン協奏曲」の特徴と魅力を解説
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンはドイツの作曲家です。 彼の作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆とされ、後世の音楽家たちに多大な影響を与えました。 ベートーヴェンの初期の作品は、モーツァルトやハイドンの影響を受けた、非常に明... -
仏教を創設したブッダはアーリア人じゃないしインド人でもないという仮説 ~ネワール族の王子仮説~
ブッダはネパール人という仮説 はいみなさんこんにちは。 中沢新一著『芸術人類学』を読んだとき、こんなことが書かれていて、私は驚きました。 「ブッダが生まれたのは、今でいうところのネパールです。 そこに住むシャーキャ族は、インドの支配階級だっ... -
中国の音楽の歴史
はいみなさんこんにちは。 今日は、中国の音楽の歴史について解説していこうと思います。 中国では、古代から唐の時代にかけては歌舞が中心だったのに対し、 宋の時代以降は劇音楽と語り物音楽に重点が移っていきました。 太古・夏・商時代 古代、楽器とと... -
【19世紀フランス】パリ万博、アート、クラシック音楽、ワイン、印象派、都市開発の関係
はいみなさんこんにちは。 今日は、パリ万博を中心として、様々な領域との関係性について書いていこうと思います。 パリでは、19~20世紀までに合計6度の万国博覧会が開催されました。 1851年イギリスでロンドン万博が開催されたのですが、それは大成功を... -
イスラム建築の歴史と特徴 ~ドーム、イーワーン、ミナレット、ミフラーブの解説~
ドーム ドームは、西アジアの乾燥地帯に始まり、古代から引き継がれた技法です。 特に紀元後のペルシャ人たちはドームを好んで使っていました。 長大な部材を得ることの難しい乾燥地帯では、何とかして大きな空間を覆うために土や石を部品として積み重ね、... -
世界の民族衣装 ~地理的状況と生活スタイルから見る服飾の特徴~
日本 南北に長い国土を持つ日本は、地域による気温差が大きいです。 日本の着物は、袖やV字開きの衿など、高温多湿の夏に合わせた形となっています。 中国 広大な国土には多様な地形があり、気候も変化に富んでいます。 清(しん、18世紀)の龍袍(ロンパ...