世界の文化・アート・歴史– category –
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西洋と東洋の建築の違い、そして集落の建築の話
はいみなさんこんにちは。 今日は、建築家である隈研吾さんと、10人の方の対話が収められている『くまの根』を要約しながら、 建築のあらゆる話をしていきたいと思います。 集落と建築(原広司・セン=クアン・隈研吾) 北アフリカには、先住民族ベルベル... -
世界の民族音楽 ~ジプシーとユダヤ人の音楽の違いとは?~
世界最古の楽器 ドイツ南部にあるホーレ・フェルス洞窟遺跡で、 ハゲワシの翼の骨で作られたフルート(尺八系)が発見されました。 それが現在、世界最古の楽器だとみなされていて、 4万年前のものであることが明らかとなりました。 人間はいつ頃音楽を発明... -
ティム・インゴルド著 『メイキング』 要約 人類学・考古学・芸術・建築 ~つくることの本質~
第一章 グレゴリー・ベイトソン「二次学習」・・・世界についての事実を暗記することを目的としない。自然から学べるようになることを重視する。世界自体が学習の場となる。 考えることとつくることの関係 現在生じていることと世界との関係を調整する→応... -
文化人類学入門 ~呪術的儀礼から狩猟採集民まで~
環世界という概念によって明らかになるのは、誰も「自然そのもの」や「世界そのもの」を知覚してなどいないということ。 私たちは、みずからの身体と技術を通して何らかの関係性をつくり出せる世界を生きることしかできない。 呪術には、科学技術とは異な... -
建築デザインと色彩の関係 ~基調色からパブリックアートまで~
建築設計というのは、気候・風土の側面から社会的・文化人類学的な側面まで幅広く検討されながら、建築の成り立ちと場所との関係が語られ、文脈が読み込まれた、意識された空間や環境が建築家によって作られている。 設計する側が、何かしらの意図を持って... -
中国の書道史 ~甲骨文、篆書、隷書、礼器碑、曹全碑、褚遂良、王羲之~
殷~漢時代 殷~周時代(BC13世紀~BC3世紀)には、青銅器に文字が刻まれていました。 これを金文(きんぶん)といいます。 秦・漢代には、石に刻まれた文字とともに、木簡・竹簡(ちっかん)など、肉筆の資料も多数残されています。 甲骨文は、現存する中国最... -
『菜根譚(さいこんたん)』にはどんなことが書かれているの? ~東洋思想、古典文学のススメ~
今日は、菜根譚(さいこんたん)についてご紹介していきたいと思います。 料理本のような名前の菜根譚ですが、「堅い野菜の根も苦にせずよく咬めば(苦しい境遇に耐え忍べば)、あらゆることは成し遂げられる」とする古事に由来します。 作者は、中国の明代... -
インドの宗教・哲学とは? ~バラモン、リグ・ヴェーダ、ウパニシャッド、ブラフマン~
はいみなさんこんにちは。今日は、インドの宗教についてお伝えしたいと思います。 ヴェーダの出現 紀元前1500年前後に、アーリア人がインダス川上流に移動し、先住民族を征服して定住しました。アーリア人は戦闘に長けた民族で、家父長制の大家族を単位と... -
ヒンドゥー教とは? ~バラモン、シヴァ、ブラフマー、ヨーガ~
はいみなさんこんにちは。今日は、ヒンドゥー教についてお伝えしたいと思います。 紀元前1500年頃、アーリア人が中東(イランあたり)からインドに移住し、原住民のドラヴィダ人を支配しつつ、ヒンドゥー教の前身であるバラモン教を作った、と言われていま... -
王維の詩を楽しもう ~まるで印象派のような美しい描写~
みなさんこんにちは。今日は、王維という唐代の詩人の詩を楽しんでみましょう。 王維は、李白や杜甫と共に、唐を代表する詩人の一人です。 彼は官位も高くまで昇りましたが、官僚としてよりも、詩、絵画、音楽、さまざまな分野の芸術において一世を風靡し...