石炭
現在、そして今後も、アジアや発展途上国では、相当の期間にわたって需要が見込まれるのが、石炭です。
石炭は安価なエネルギー源ですが、天然ガスの2倍近くの量の二酸化炭素を排出することが欠点です。
したがって近年では、世界各国が打ち出している気候変動対策により、
石炭の使用を避ける国々が増えてきました。
しかし一方で、石炭の二酸化炭素の排出を抑える取り組みもなされています。
石炭を燃やしたときに発生する二酸化炭素を、回収・貯留する方法(CCS)が開発されたり、
石炭を燃やしたときに発生する二酸化炭素を、分離・回収して合成燃料を作る方法(CCUS)が開発されたりしました。
天然ガス
天然ガスは現在、化石燃料の中で最もクリーンな資源エネルギーとして重宝されています。
天然ガスの生産量第一位はアメリカで、二位がロシアです。
天然ガスの輸入の38%は欧州が占めており、そのメインとならう供給源はロシアです。
ただし昨今では、ロシアの国際的な行いにおける批判により、
欧州はエネルギー依存の脱ロシア化を目指しています。
そして欧州はその代わりに、再生可能エネルギーの利用を推進しています。

再生可能エネルギー
再生可能エネルギー(太陽光や風力)は、発電の段階で、国際関係の影響を受けないところが長所です。
再生可能エネルギーは自然由来であるがゆえに、自国の自然環境(土地の広さなど)によって、
生み出せるエネルギー量は大きく変わります。
中国は現在、太陽光でも風力でも、圧倒的な存在感を放っています。
中国はまた、太陽光パネルの生産でも世界最大のシェアを占めており、
さらに、再生可能エネルギーの特許件数でも世界一となっています。
執筆者:山本和華子
参考文献 小山堅著『戦略物資の未来地図』 あさ出版


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