軍事に直結する半導体とは?
半導体にはさまざまな種類がありますが、
その中でも、国際政治において最も重要視されるのが、ロジック半導体です。
ロジック半導体の性能は、弾道ミサイルの軌道計算や、
戦場における最適な兵器の選択など、軍事行動において重要な役割を果たします。
そのような半導体を作ることができる能力は、軍事的優位性に直結します。

国際分業による半導体の製造工程
半導体の製造過程は、国際分業によって成立しており、どこかの国が独占的に持つ形態ではありません。
例えば、半導体を製造する途中の「マスク製造工程」は、アメリカやイギリスに強みがあり、
「ウェーハ製造工程」は、日本や韓国に強みがあります。
半導体の性能を決定づける製造工程は、「露光装置」です。
EUV露光装置を作れるのは、世界でオランダのASMLだけです。
半導体の製造工程に存在できる国というのは、国際政治上、優位であると言えます。
重要なのは、グローバルなサプライチェーン(国際的な製造工程など)の中で、しっかりと役割を果たせることです。
執筆者:山本和華子
参考文献 鈴木一人著『資源と経済の世界地図』 PHP研究所


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