はいみなさんこんにちは。今日は、渡辺順子著『世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン』を要約していきたいと思います。
【ワインは最強のビジネスツール】
ワインは、コミュニケーションツールとしての大きな武器になります。
日常的にワインに親しむ欧米では、私たち日本人が思っている以上にワインが話題にあがります。
1本のワインを共有し、感想を互いに語り合うことで、連帯感と親近感が生まれます。
ワインは、ビジネスの潤滑油として、また交流を広げるツールとしても機能します。
【フランス・ボルドーワイン】
ボルドーの土壌は水はけがよく、ぶどうの栽培には最適な環境です。
気候も日射量も、ぶどうの生育にはピッタリでした。
ボルドーでは、より質の高いワインを求める王侯貴族のために、シャトー(生産者)ごとにブランドが確立されていきました。
シャトーは、より高くワインが売れるよう、ワイン取引の専門家であるネゴシアンに販売を委託するようになりました。
当時のネゴシアンは委託販売のみならず、シャトーの販売やマーケティングを引き受けるプロデューサーとしても活躍しました。
19世紀、ボルドーではメドック格付けが行われました。
メドック格付けとは、1855年に開催されたパリ万国博覧会のときに定められた、メドック地区にあるシャトーの優劣のことをいいます。
(だいたいざっくりと、ゴッホ、ドビュッシー、印象派、メドック格付けは同じ時期なんだなという認識でよいと思います)
そのときに1級に選ばれたのが、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」「シャトー・マルゴー」「シャトー・ラトュール」「シャトー・オー・ブリオン」です。
その後1973年に、1級に追加されたのが、「シャトー・ムートン・ロートシルト」です。
また、ボルドーには貴腐ワインの産地として有名な、ソーテルヌ地区も広がります。
ソーテルヌでは、自然環境により朝露が発生します。その関係で、貴腐ワインが作られます。
ソーテルヌで唯一、最高ランク「プルミエ・クリュ・シュペリュール」を獲得しているのがシャトー・ディケムです。
ボルドーにはサンテミリオン村がありますが、ここは1999年に初めてワイン産地として世界遺産に登録されました。
サンテミリオン村は、聖地へ向かう巡礼時の宿場町として栄えた村で、中世の趣がそのまま残っています。
サンテミリオンのシャトーといえば、「シュバル・ブラン」と「オーゾンヌ」が有名です。
【フランス・ブルゴーニュ】
もともと海底だったブルゴーニュでは、土壌の養分が土地によって大きく異なり、畑ごとに性質の違いが如実に表れます。
テロワール(ぶどうが育つ自然環境)が最も優れているのは、ロマネ・コンティの畑だと言われています。
ブルゴーニュにはモンラッシェ村という、世界最高峰の白ワインがつくられる地区があります。
モンラッシェでもとくに最高級白ワインをつくり続けているのが、ドメーヌ・ルフレーヴです。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ本書を手に取って読むことをオススメします。
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