はいみなさんこんにちは。今日は、出口治明著『働く君に伝えたい「お金」の教養』の要約を書いていきたいと思います。
●メディアが不安を煽ってくるのには理由がある。不安を煽り、稼ぐためである。お金の話題は不安を煽りやすく、メディアにとって稼ぎやすいコンテンツなのである。
●お金で苦労する人は、自分で考えない人。お金で損をする人は、与えられた情報を鵜呑みにする人。
●会社員の場合、給与明細をしっかり見ることは、お金について考える習慣を身につける、第一ステップである。①額面の金額は職場との約束通りになっているか、②税金や社会保険料などはいくら引かれているか、③引かれた結果、手取りはいくらもらえているか
●自分の給与をどう使っていくかを考える際に、「財産三分法」で考えるとよい。それは、「手取りでもらったお金を、財布、投資、預金の3つに振り分ける」というもの。財布とは、日常で使うお金、投資とは株式投資や習い事などを指す。
●お金そのものに価値は無い。何かと交換したときに、はじめて価値が生まれる。
●お金の使い方を考えることは、自分が何をして楽しいと思い、何を大切にし、どんな人間になりたいかを考えることに繋がる。
●人生もお金も、実は計画を立てない方がいい。これから人生はどう変化していくかわからないし、社会にも何が起こるかわからないから。
●保険は掛け捨てが原則。
●相続に関しては、「親の面倒は見ません。代わりに、何も残さなくていいです」と宣言してしまうことがベストである。中途半端に親からの相続を期待してそれをマネープランに組み込んでしまうことで、相続争いや相続税の支払いなどに悩まされてしまう。思い切って自立した方が精神的にも金銭的にもラクになる。
●ただし、重要書類がどこにしまってあるか、どんなお葬式をしたいか、延命治療はしてほしいかなどの話し合いは、早いうちにしておいた方がよい。
●投資の基本は、自分への投資である。人生の可能性というものは、新しいことを学んだり、読書したり、足を運んだり、人と話したり、異文化に触れたりしないと生まれない。
●将来を予測しようとしたり損得で考えたりせずに、自分が好きなことに投資をするのが一番良い。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ本書を手に取って読むことをオススメします。