山口周氏の経歴
独立研究者、著作者、パブリックスピーカー、ライプニッツ代表。
電通、ボストン コンサルティンググループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
●現代社会では、「経済とテクノロジーの力によって物質的貧困を社会からなくす」という状況は達成されつつある。つまり、ビジネスはその歴史的使命を終えつつある、と考えることができる。
●この現代を私たちは祝祭しつつ、新しい活動を通じて、便利なだけの世界から、真に豊かな社会へと変成していく必要がある。
●私たちは社会のいたるところで「低成長」「停滞」「衰退」という言葉をよく聞くが、物質的貧困が達成されつつある現代では、それは悲しむべきことではない。
●ただただ「成長」という指標だけが独り歩きしているが、本来は「どのような社会を作りたいのか」という構想を描く必要がある。
●「豊かに瑞々しく生きる」という充足的な行動様式の実現のために、教育、福祉、税制等の社会基盤のアップデートを求める必要がある。
●「資本主義」というのは、「資本は無限に増殖する」ということを信じて奉るという一種の信仰である。この信仰はもはや維持できない、という考え方もできる。
●これからの社会では、知識、技能、創造性を存分に発揮できる活動が、仕事として取引されていく社会になっていくだろう。
【そのためにやるべきこと】
●真にやりたいことを見つけ、取り組む
ビジネスが、「社会における問題の発見と解決」にあるのだとすれば、これはアートの分野で行っていることと同じ。
よって、ビジネスをアートプロジェクトとして捉えるという考え方を取り入れることが大切。
自分が本当に夢中になれる活動を見つけるために、とにかく何でもやってみることが大切。
また、本当の意味で人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。
もっと詳しく知りたい方は、本書を手に取って読むことをオススメします。