山本和華子(Wakako Yamamoto)– Author –
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国宝の名城の特徴と見どころ ~日本文化紹介シリーズ~
姫路城 国宝 世界遺産 別名 白鷺城 築城年 1346年 天守構造 連立式 / 望楼型 築城者 赤松貞範 姫路城は、鎌倉時代以来の播磨国の有力国人・赤松家が築いた居館が起源です。 江戸時代には池田輝政が入り、1609年には立派な天守が建造されました。この... -
京都の寺院と国宝の仏像の解説 ~日本文化紹介シリーズ~
広隆寺 弥勒菩薩半跏思惟像 国宝 飛鳥時代 広隆寺は、真言宗単立のお寺です。 秦氏の氏寺であり、平安京遷都以前から存在した、京都最古の寺院だそうです。 603年に秦河勝(はたのかわかつ)という人物が、聖徳太子から仏像を賜わり本尊として建立した... -
日本庭園と思想の関わり ~神道、道教、仏教~ ~日本文化紹介シリーズ~
日本神道と磐座 日本古来の信仰として人々は、巨石・奇石を磐座(いわくら)、また一定の形状に連なっている石組群を磐境(いわさか)と呼び、畏敬してきました。 これらは庭園とは呼びませんが、人々は巨石の持つ永遠性に神秘を感じ、崇拝してきました。 ... -
万葉集 ~大伴家持と有間皇子~ ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、大伴家持と有間皇子に焦点をあてて、万葉集について書いていこうと思います。 有間皇子 万葉集には、有間皇子の歌が載っています。 有間皇子は、孝徳天皇の遺児で、中大兄皇子は従兄にあたります。 有間皇子は有力な皇位... -
万葉集とは?どんな歴史があり、どんな魅力・特徴があるの? ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、万葉集について記事を書いていきます。 西暦600年代後半、日本人は「今」を自覚し、人間の生が繰り返しのきかない1度きりのものだということに気付き始めます。 古墳時代までは、この世と死の世界が地続きでしたが、火葬... -
近代の数寄者はどんな茶碗を所有していたの? ~小林一三、川喜田半泥子、北村謹次郎、北大路魯山人~
小林一三 小林一三は逸翁と号して、俳句をたしなみ、茶の湯の世界でも時代をリードする人物でした。 彼の収蔵品は現在、逸翁美術館に収められています。 黒織部 草花(そうか)疋田文(ひきたもん)茶碗 桃山時代(17世紀) 逸翁美術館 心落ち着く茶碗。... -
桃山時代の有名な茶碗には何がある? ~無一物、卯花墻、初時雨、只今~
みなさんこんにちは。 今日は、桃山時代の茶碗について記事を書いていきたいと思います。 茶人たちは、15世紀後半になると、地味な名も無い中国製の茶碗に心の共鳴を覚え、そこに美が宿っていると考えるようになりました。 そんな中、千利休は、新たな考え... -
古今和歌集の枕詞・序詞・掛詞・縁語・見立ての解説と、漢詩の影響について ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、古今和歌集について解説していきます。 古今和歌集とは、平安初期に、醍醐天皇の勅命によって集められた、勅撰和歌集です。 編集にあたったのは、紀貫之、紀友則、凡河内躬恒、壬生忠岑です。 古典和歌は、共通する美意... -
日本舞踊の音楽には、どんな種類のものがある? ~義太夫節、豊後節、常磐津節、清元節、長唄、地唄、端唄~ ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、日本舞踊の音楽に特化して、記事を書いていきますね。 義太夫節 浄瑠璃を大成させたのは、竹本義太夫という人物です。 義太夫節は、文楽人形浄瑠璃の太夫・三味線・人形の中のリーダー格です。 義太夫の三味線は、ほかの... -
日本舞踊の演目にはどんなものがある? ~江島生島、かっぽれ、京鹿子娘道成寺、鷺娘など~ ~日本文化紹介シリーズ~
はいみなさんこんにちは。 今日は、日本舞踊の演目に特化して記事を書いていこうと思います。 浅妻船 浅妻船(あさづまぶね)は、長唄です。長唄とは、江戸で歌舞伎舞踊の伴奏音楽として発展した、三味線音楽を指します。 1820年に初演されました。 朝妻(...